事業所の作業場には、皆が「目標」や「意気込み」や「ポリシー」を書く黒板があります。私は事業所が始まった頃は「私の前に道は無い、私の後ろに道はできる」とその黒板に記していました。高村光太郎の「道程」という詩から引用したものです。私はこの詩が好きです。人にはそれぞれ自分だけの道がある、という考え方に私はとても惹かれます。自分だけの物語を、人は作っているのだと私は思っています。面白い物語を作るには辛い経験やしんどいことも必要なので、そう思うと人生を前向きにとらえることができます。今年に入って、黒板の言葉を「毎日生まれ変わっている」に書き換えました。どんなに辛いことがあろうと、明日は違う自分なので、新しい気持ちで、新しい感覚でのぞめる、だから、人生を悲観しないでいよう、という考え方です。たくさん、しんどい時があるので、私にはこれらの考え方が必要です。でも、これらがあることで、いろいろな事を経験するための勇気を出すことができます。また、来年、書き換えようと思います。少しずつでも前に進むことができていれば良いなと思います。(M)